Q&A

Q.
離婚のタイミングを迷っています。

A.
ご自身の年齢、お子さんがいる場合はその年齢も判断の基準になりますね。
離婚を急ぐ必要があるのかないのか？
仕事（収入）はあるのかないのか？
また離婚したいタイミングが配偶者の方の意向と一致するとは限りません。
調停や裁判の結果次第となることも考えられます。
あなた（とお子さん）にとって良い離婚のタイミングを考えながら、出来る限りそれに近づけるように、いくつかのパターンを考えながら一緒に策を練っていきましょう。

Q.
私は離婚したいのですが、子供が夫のことが大好きなので、離婚によって子供を父親から遠ざけてしまうことにためらいを感じています。

A.
このようなお悩みは、お子さんが父親に嫌悪を抱いているケース以外であれば、親として非常に心を痛める点になります。
子供にとっては、仲の良い両親の元で心穏やかに過ごせることが幸せですよね。
そんな安心感を与えられる環境づくりを再構築できるなら、それに越したことはないでしょう。
けれどそれが出来ないことがはっきりしている場合、家族形態を変化させた方が良いでしょう。
妻に限らず、夫の場合もありますが、親が出口のない我慢をしている姿は、子供の心を苦しめるものです。
離婚= 悲しい結果、ではありません。
大人も我慢をしない、子供にも我慢をさせない、しわ寄せが家族の誰かに偏らない“新しい環境づくりをすることが離婚”なのです。
「お父さんとお母さんは夫婦であることをやめるけれど、あなたとお父さん（お母さん）の関係は変わらないから」という気持ちで、少しずつ理解をしてもらいながら前に進んでいきましょう。

Q.
夫から（妻から）言葉の暴力、身体的な暴力、を受けています。

A.
耐えることに慣れてしまうと、暴力に対して次第に鈍感になっていきます。
それは自己防衛のために鈍感になっていくのです。
・自分がいけなかったから暴力をふるわれたのだろう　とか
・夫が（妻が）きっと、イライラしていたから暴力をふるったのだろう。
などと解釈して、されるがままになってはなりません。
先ずは、その行為に対して相手に反論して下さい。
反論できない場合、警察を呼ぶ、救急車を呼ぶ、医師の診断書を取る、などして証拠を残してください。
どうしても第三者を介入させられない場合は、携帯で写真を撮って記録を残しましょう。
“言葉の暴力”の場合、録音が間に合わないことがほとんどだと思いますが、その場合も諦めずに日記のような形で日付と会話（受けた暴言）を書き記しておきましょう。
メモ書きでも連続的な記録にすることで確かな証拠になります。
このような公的書面や、自分の日記が、調停や裁判で有利に働くことを覚えておいてください。
いかなる暴力も受け止めてはならないのです。暴力を受ける暮らしにもう終止符を打って、自分自身を大切にする気持ちを回復させていきましょう。

Q.
依頼した弁護士に不安を感じ始めています。そのような場合はどうしたら良いのでしょうか。

A.
このところ弁護士過多の時代になっているようです。インターネットで検索すれば無数の弁護士事務所のホームページが出てきます。その中からたった一人の弁護士を選ぶことは至難の業ですよね。
依頼されたということは、すでに契約を結んでいらっしゃると思いますが、どのように探されましたか？
無料相談の時点で何人かの弁護士と話しましたか？ 
着手金の額、報酬の割合、法テラス利用可能か不可能か、実績、弁護士にも違いがあります。
事前に質問を用意しておき、ご自身の状況を何人かの先生に相談してみることを私はお勧めしています。
相性もあると思います。
契約を解除することは可能ですが、予算の問題もあると思いますので、現在調停中なのか、すでに裁判中なのかも含めて、もう少し詳しくお伺いしてからアドバイスさせていただければと思います。